2013年4月26日金曜日

月9ドラマ「ガリレオ」、ヒットの理由は“福山萌えキャラ”

 俳優、福山雅治(44)主演のフジテレビ系月9ドラマ「ガリレオ」が、20%の壁に悩むテレビドラマ界で気を吐いている。平均視聴率は15日放送の初回が22・6%、22日の第2話が20・5%(いずれもビデオリサーチ社調べ、関東地区)と、2週連続の20%超え。これは民放の連続ドラマでは日本テレビ系「家政婦のミタ」以来2年ぶりで、在宅率が高いとみられる大型連休の29日の放送では3週連続の期待がかかる。





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 ヒットの要因をドラマに詳しいライターの田幸和歌子氏は、「福山さん演じる大学の物理学科准教授、変人・湯川学の“キャラ萌え”の要素が大きい」と分析する。
 


キャラ萌えとは、作品の世界観を形作る強烈な個性のキャラクターそのものに主眼を置いて楽しむ現象。熊本のくまモンに代表される「ゆるキャラ」ブームもキャラ萌えの一種である。


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 ドラマは人気作家、東野圭吾氏の同名シリーズを原作に、湯川が警察の犯罪捜査に協力し、専門知識を生かして難事件のトリックを解明する1話完結ミステリー。今回は第2シーズンだ。湯川に協力を依頼するのは吉高由里子(24)演じる女性刑事、岸谷美砂。「ちょっとイラっとする」かわいさが身上だ。犯人役に毎回豪華かつユニークなゲストが登場するのも見どころ。





 「好調の最大の理由は、やはり福山さんの人気。何でも論理的に解釈する理屈屋で、人の感情は非論理的だから基本的に興味を持たない強烈なキャラ設定です。口グセの『実に面白い、興味深い』をはじめ決まったトーンで話す特徴的なしゃべり方が、萌えキャラとして女性ファンの心をわしづかみにしていると思います」(田幸氏)
 加えて、最初に犯人を視聴者に明かした上で、後の謎解きに時間をかけるのがミソ。
 「いわゆる『刑事コロンボ』形式で、オーソドックスなミステリーの安定感がある。少し前だと『古畑任三郎』シリーズでも犯人役が魅力的だった。人気の原作+主人公の魅力+犯人の人選の意外さ、という方程式です」と話すのは、テレビ誌のベテラン編集者。
 


ちなみに、29日放送の第3話のゲストは大島優子(24)。AKBファンも味方につけて、ミステリー女優としての意外な一面を開花させるか。


 6月29日には劇場版第2弾「真夏の方程式」の公開も控えている。「ガリレオ」通になるのは、まだ遅くない。

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