2013年4月22日月曜日

月9ドラマ 『ガリレオ』、福山×吉高由里子の新コンビが成功する理由


――顔はその人の本質をあらわし、真実を宿す場所。顔面評論家で知られる池袋絵意知先生に、話題の芸能人の“顔”から、テレビだけではわからない、ホントの姿を検証してもらいます。

 



 主演・福山雅治のドラマ『ガリレオ』が、この春、6年ぶりに月9ドラマで復活。

前作では、福山×柴咲コウのコンビだったが、


今回は福山×吉高由里子の新コンビになって、ヒロインがバトンタッチ。この交代劇にはさまざまなうわさが飛び交っていたが、新しくヒロインになった吉高はドラマの成功に貢献できるのだろうか? それとも「柴咲のほうがよかった」となるのだろうか?




 吉高ヒロインの初回視聴率は22.6%と、柴咲ヒロインの第一シリーズの平均視聴率(21.9%)を上回る数字の好発進で、今年のドラマの最高視聴率を獲得した。『ガリレオ』は福山雅治人気で視聴率を稼いでいるのは間違いないし、初回は、前作でヒロインを演じた柴咲が、吉高演じる岸谷を自分の後任として紹介するために出演したし、初回ゲストの大沢たかお目当てに見た視聴者もいるだろう。吉高にとっては今日放送の第2回から真価が問われることになるが、吉高は多くの女性視聴者から支持されることになると予想する。




 その理由は、柴咲の顔よりも吉高の顔を時代が求めているからだ。2人とも標準的な卵形の輪郭に、パーツの配置が平均型の典型的な美人顔をしているが、柴咲のほうは目が平均よりかなり大きいデカ目なのに対し、吉高の目は標準的なサイズをしているところにポイントがある。




 ティーンの間では相変わらず、「黒カラコン」+「濃いアイライン」+「つけまつげorまつげエクステ」のバカみたいにデカ目にメイクした「プリクラ加工顔」が流行っているが、月9のメイン視聴者層である吉高と同世代の20代の女性には、この春、「薄盛りメイク」がトレンドになっている。柴咲の場合は、デカ目メイクにしているわけではなくて元から目が大きいのだが、常に驚いてるかのような大げさな目から、吉高のような自然な目に人気が移ってきているのだ。

 吉高の目はサイズ的には標準だけど、決して平凡というわけではなく、目ヂカラでは柴咲コウにも負けないくらい強い。ただ、輪郭もパーツの配置も平均型ならば、パーツの形や大きさまで平均的で、整った美人顔ではあるけれど、あまり印象に残らない顔をしている。きれいに整っているぶん、個性が感じられず、引っかかりがない顔なのだ。嘘だと思うのなら、試しに吉高由里子の似顔絵を描いて、それが誰だか周りの人に聞いてみるといい。ほかの女優の似顔絵と比べて、正解率が低いはずだ。何もかもが平均的な美人顔は、似顔絵でソックリに表現するのが難しい顔であることからもわかるように、静止画だとインパクトが弱い。



 しかしながら、ドラマで見る吉高の顔は、表情がとても豊かで、その振り幅が魅力になっている。真顔だとクールビューティーなのに、笑うと三浦理恵子がアイドルグループ「CoCo」に在籍していた時みたいな(おっさんの表現で申し訳ない)、目がなくなるチャーミングな笑顔になる。このギャップによって、整いすぎた美人顔なのに、人間味のある顔となっている。



 吉高がチャーミングな笑顔になるのは、きれいなエクボができるのもその理由だ。過去にもエクボ美人はたくさんいたが、ここまでハッキリしたエクボができる人は、いなかったのではないだろうか。典型的な美人顔なのに、笑うと愛嬌のある子どもっぽい顔になるのだ。男性、特に50代のオヤジ世代にはたまらない魅力になるだろう。



 ただし、エクボは、「頬骨が高く」、かつ「頬肉が柔らかい」顔相の人にできるもので、

「自我の強い大人のワガママ」



「自己中心的な子どものワガママ」

の、両方を持つことを意味する。恋人に対しては、そのワガママを容赦なく発揮するので、相手が疲れてしまい、付き合っては別れてを繰り返す、恋多き女性になるのは間違いない。



【ハピズムより】

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